箱根山が噴火したらどうなる?どの範囲まで影響があるのか
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2019年5月19日に、噴火警戒レベル1から、噴火警戒2になった箱根山
「空振計」という、噴火に伴った空気の振動を捉えらる機器を増設するなどして警戒を強めているそうです。
噴火警戒レベル2とは、どんな状態なのかはこちらの記事で。
もしも
箱根山が噴火したらどのような被害がどこの地域まで及ぶのでしょうか?
近くにある富士山には影響はないのでしょうか?
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箱根山の現在の状況
噴火警戒レベル2になって、山頂の大涌谷付近には立ち入れないようになっています。
火山の活動がさらに活発になってきているそうです。
その証拠は?
・4000回以上の火山性地震
・大涌谷の噴気が増加している
・山体膨張が観測されている
ただし、噴火するかどうかは?
というのも
2014年9月に噴火した御嶽山は、噴火の11分前までは
火山性微動が観測されなかったそうです。
前兆は火山によって違うそうなので、どうなるかは学問的にみても分からないそうです。
この噴火レベル2というのも、何かの数値がある値に達したから上げる
というのではなく、経験と勘で決めているそうですよ。
箱根山 過去の噴火は?
箱根山は噴火を繰り返した火山と言われています。
元々は富士山のような形をしていたのですが、噴火を繰り返すうちに
今のカルデラになりました。
元々は、3000mだったのですが、吹き飛ばされて半分になったそうです。
最後に大きな噴火は、最近までは3000年前と言われていましたが、
(この時に芦ノ湖ができたそうです)
研究により、2800年前や2000年前、そして800年前という短期間に
3回の噴火があったとも言われています。
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箱根山の噴火はどんな影響が出るのか
以前の噴火と同じ規模の噴火だと想定すると・・
降灰:
中心から半径2kmの範囲に1cm。半径1kmの範囲には10cmの灰が降り積もる可能性があり安栖。
降り積もりという事は、空気中に舞っているということなので、
目や呼吸器系に影響がありますね。
見通しも悪くなるので、交通機関も影響が出るでしょう。
風向きによっては、かなり広範囲まで飛んでくるでしょうね。
火砕サージ:
火山灰を含んだ空気の流れのことです。
車のスピード並で進んでくるのそうなので、発生してから逃げたのでは遅いですね。
箱根ロープウェイあたりにも到達する可能性があるそうです。
噴石:
火口から約700mの範囲に飛んでくるといいます。
爆発が大きいと1500m辺りまで。
熱泥流:
火口から熱い水が噴き出して渓流を流れることを熱泥流といいます。
大きな破壊力をもっています。
箱根町火山防災マップ
富士山の影響は?
富士山の最後の噴火は1707年の宝永噴火。
300年の間に10回も噴火しましたが、ここ300年は噴火していません。
いつ噴火してもおかしくない状況らしいのですが、前兆が分かっていません。
ただし、箱根山と富士山は25kmしか離れてないので、
どちらかの噴火が影響を与える可能性は高いと言われています。
箱根の住民の方は、噴火レベル2に対しての対応を始めているようです。
箱根は観光によって成り立っている町でもあります。
今回の件は、大きく生活に関わることなので不安でしょうね。
噴火というのは、台風などのように、経験している災害ではないので
どう対応していくのがベストなのかが分からない。
こういったことも不安にさせる要因ですね。
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