又吉先生 芥川賞の賞金、副賞よりも手に入れたものは多いよね
ピースの又吉直樹さん、小説「火花」で芥川賞受章
ピースの又吉直樹さんが、第153回芥川龍之介賞を受賞しましたね。
この作品は、今年の三島由紀夫賞も、決選投票まで残ったので、
注目されていましたが、見事受賞となりました。
受賞となると、賞金が貰えるの?
気になってしまいますが・・
もちろん、受賞者の皆さんは「純粋に文学を書きたい」という思いのこもった作品と理解しています。
それが、芥川賞=純文学 ですからね。
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芥川賞の賞金、副賞
正賞は
懐中時計
副賞は賞金
100万円
賞金と副賞が逆ではないの?
ゴルフとかで優勝すると、↓こんな感じなのに。
「優勝者には、賞金ン千万と、副賞としてBMWが贈られます~」
元々は、受賞者には賞金のみを考えていたようですが
「記念に残る品物を正賞にして、賞金は副賞にすべき」
という意見が取り入れられました。
正賞の懐中時計は、ロンジン、オメガ、セイコー・・などブランドはバラバラだそうです。
なぜ懐中時計にしたの?
芥川賞設立(1935年)当時は、懐中時計が高価な物だったということ。
また、「懐中時計なら質屋に入れやすいから」という事も考慮されていたとか。
こんな大事な賞の、正賞を質に入れた人はいるんでしょうかね。
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副賞100万円
有名な賞の割に100万円では、ちょっと安いような気がしませんか?
直木賞も同じ賞金です。
まずは、賞金の推移を。
第1 回~第20回(1944年)⇒500円
第21回~第31回(1954年)⇒ 5万円
第32回~第56回(1966年)⇒10万円
第57回~第65回(1971年)⇒20万円
第66回~第79回(1978年)⇒30万円
第80回~第99回(1988年)⇒50万円
第100回(1988年)~⇒100万円
当時の物価に合わせるように上昇していきました。
ちなみに20回までの賞金500円は
「質素な暮らしをするなら相当食べていける」額だそうです。
で、100万円ですが、確かに賞に見合った金額でなないかも。
しかし、
今までの作品も売れる
芥川賞作家の冠もあり、
今後の作品も売れる
事を考えたら、そうでもないかもしれませんね。
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