デング熱2015 世界の状況は?フランスのワクチンはどうなったか
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2014年は、70年ぶりにデング熱の感染が確認され、国内感染は162人でした。
この記事で書いた通り
デング熱2015 もう日本で流行り始めている ワクチンや治療薬は?
2014年の5月の前半で確認された感染者数は54人。
そして
2015年の5月の前半で確認された感染者数は80人。
昨年よりも感染者数が多くなっています。
現在の、世界での感染者数はどのくらいなのでしょう?
上の記事に書いてある、フランスの製薬会社のワクチンの状況も調べました。
世界のデング熱患者数
中国
2015年4月30日現在、月別で20人
マレーシア
2015年5月23日現在、45,070人
2014年の同時期と比較して35%上昇
フィリピン
2015年5月2日現在、死亡者65人を含む24,075人
シンガポール
2015年5月23日現在、3,130人
カンボジア
2015年5月12日現在、死亡者1人を含む704人
ラオス
2015年5月22日現在、261人
ベトナム
2015年5月17日現在、死亡者10人を含む11,389人
オーストラリア
2015年4月30日現在、831人
フランス領ポリネシア
2015年5月19日~24日で、28人
国によって発表の仕方が異なりますが、昨年よりも同等か多少多いようです。
が!
マレーシアの感染者数は断トツで多く、しかも昨年よりも早いペースのようです。
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ワクチンの状況はどうなのか
で書いた、フランスの製薬会社サノフィパスツールがデング熱初のワクチンを開発しました。
デング熱感染者の多い地域、マレーシアを含む東南アジアと中南米で31,000人の患者を対象に臨床試験を行ってきましたた。
特に深刻な問題になっているマレーシアは、これに期待していました。
が・・。
マレーシアの保健省スブラマニアム大臣が発表をしています。
「デング熱ワクチンの臨床試験は終了し、製薬会社は薬の認可を求めているが、調査結果は広範囲のデングウイルスに対する使用には、十分なものでなかった。我々のデング熱ワクチンの調査は振り出しに戻った。」
「この報告は、このワクチンがデングウイルス1型、3型、4型には高い有効性を示したが、
アジアで最も認められる2型に対しての有効性が34.7%と低い結果であったためとみられる。」「我々は、この問題の解決について、先進国を頼りにしてはならない。マレーシアは自国の問題解決のため、臨床研究調査の向上を図らなければならない。」
つまり、デング熱にもいろいろなタイプがあるが、最も多いタイプの有効性が低いという事ですね。
10歳未満の男児がデング熱感染
新潟県に住む男の子がデング熱に感染しました。
家族と東南アジアに滞在歴していて、帰国後、発熱や頭痛などの症状が出ました。
その後、医療機関を受診して、デング熱と診断されたそうです。
特に、海外渡航の方は注意が必要ですね。
ともあれ、蚊に刺されないようにすることが一番の防御法。
長袖長ズボン、虫よけスプレー、虫よけマット。
防虫素材「スコーロン」で作られた衣服もあります。
試してみるのも良いかもしれませんね。
それよりなにより、蚊を発生させないように、家の周りに水が溜まっていそうな所を無くしましょう。
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